世界中で拡大する中国の影響力
中国は、世界中で影響力を高めるためさまざまな手を使っています。
たとえば細長い国(※)として有名な南米のチリでは、国内の電力会社が中国の国有企業の子会社に買収されました。
これによりチリ国内の電力は外国に掌握される事態に陥り、重要なインフラが中国の手に委ねられたわけです。
これは非常に危険な事態で、これからのチリでは中国の機嫌を損ねることはしにくいでしょう。
万が一中国が不利になることをチリの政府がしてしまったら、電力をストップさせ国内を混乱に陥れることが可能になります。実際にはそんなダイレクトな嫌がらせはしませんが、電気代をアップさせることくらいは平気でするでしょう。
このように中国は国有企業やその子会社を使って海外への投資を積極的に行っており、影響力は世界中で高まっています。
(※世界地図で見ると細長いですが、実際には約175kmあり、大体日本列島の幅くらいの厚みはあります)
中国の影響力が増している香港
1997年にイギリスから中国に返還された香港も、大陸の影響力が増しています。
返還の際には社会主義的な政策はとらないと中国とイギリスの間で約束がありましたが、法律を改正するなどして同一化を強引に推し進めています。
法律で縛るだけではなく、チリのように電力などのインフラを中国本土に握られてしまえば、これまでのような香港の自由はなくなってしまうでしょう。
もし香港の電力が中国に握られストップしてしまうと、フォルスクラブも使えなくなります。
フォルスクラブを使えなくなると、香港内にいる会員は利用できなくなり料金を無駄に払うことにもなります。
これはフォルスクラブにとっても大きな痛手になるので、香港情勢は注視しなければいけません。
影響を受けるのは香港のフォルスクラブだけではない
中国がインフラを掌握することによって、香港で影響を受けるのはフォルスクラブだけではありません。
インターネット回線も遮断されてしまえば、たとえ電力の問題は解決したとしても、フォルスクラブは香港で使えないでしょう。
香港の自由を支える活動家たちはインターネットを積極的に活用していますから、社会主義と戦う活動も悪影響を受けます。
現在の香港は、中国政府の手により自由が大幅に制限されるようになりました。
著名な活動家たちの行動も制限されてしまい、これまでのような活動は難しくなっているでしょう。
香港の自由を取り戻すためには、一刻も早く中国の影響力を遠ざける必要があります。
フォルスクラブが自由にできる香港
香港にフォルスクラブが進出していたら、これまでなら自由にフォルスクラブを利用できました。
現地に住む人々が学習のために利用するのはもちろん、仕事や観光で訪れた日本人も自由にフォルスクラブができたわけです。
しかし中国の影響力が増してしまった今、これまでのように自由にフォルスクラブができるとは限りません。
街中で日本人のビジネスパーソンや観光客がフォルスクラブをしていたら、当局の指示によりやめさせられる恐れがあります。
そんな怖い時代に進めていかないためにも、自由を取り戻しフォルスクラブも気兼ねなく楽しめる未来を期待したいものです。