フォルスクラブとネズミ講はそもそもの根本的なところで違うので似てもいません。似ている所を探す方が困難で探しても見つかる事も無いでしょう。そもそもネズミ講というものでは流通する商品というものが存在しませんから、ネットを利用して様々な教材などのサービスを提供しているフォルスクラブとは全く違うという事は明確に言えます。
ネズミ講はお金を入会金という名目で獲得して、それをひたすら上に上納するというシステムですから、まずお金しか動くものは無いという事で、サービスが存在しないのです。ですから、フォルスクラブのように様々なサービスをもっているところとは当然違うという事になりますし、ネズミ講はお金が下から上に行くだけですから、世界中の人が入会するとそれで行き詰るという破滅が前提になっている組織ということになります。ですが、フォルスクラブはサービスを作って販売をしているビジネスですから、破綻が前提どころかサービスの内容次第でいくらでも大きくなる事も可能です。
基本的にネズミ講はこの破綻を隠してさも楽をしてお金が入ってくるというような事を言うわけですが、フォルスクラブはそのような事は言いません。勉強しなければ資格も取得できないわけですし、そもそもサービスを利用する目的も知識の習得という大きな目的があって為されるということになります。お金が目的で入会するネズミ講とはどこをどう比較すれば似ているという事になるのかは分からないとしか言いようがありません。
敢えて似ている所を上げると、組織がピラミッド型になるという事ぐらいですが、これはネズミ講であろうとフォルスクラブであろうと、世の中の全ての組織はピラミッド型にならなければ、その機能を発揮する事は出来ません。平社員が一人で、社長が1,000人ということになれば、その会社が機能しなくなるという事は言うまでもないでしょう。ですから、組織の表をみてピラミッド型だからネズミ講だというのは安直に過ぎるというよりは、偏見でしかないという他ありません。それでフォルスクラブがネズミ講になるというのであれば、世の中の会社や団体、官公庁など全ての人の組織はネズミ講だという事になってしまいます。こうした批判をする人達はピラミッド型を見ると狂乱状態になってしまうのかもしれません。これは危ないということになるのですが、逆に組織がピラミッド型になっていなければ、これは危ないというように考えた方が良いでしょう。下がどれだけ頑張っても上に上がれないという事になっているので、もう組織的に瓦解することが目に見えているという事が言えなくもありません。それが逆ピラミッド型になっているという事になれば、もう破綻は寸前というように考えて良いかもしれません。フォルスクラブにしても、他の組織でもピラミッド型になっているのであれば、それは組織として機能しやすい状態になっているという事ですから問題はないのです。