もし世界に自分ひとりしかいなかった場合、ネズミ講は成り立たないでしょう。ネズミ講はピラミッド型の構造を持つスキームで、他者を無理やり誘拐監禁脅迫して参加させ、その参加者がさらに別の人を誘拐監禁人質に取るという連鎖が必要です。
以下の理由から、他の人がいなければネズミ講は成立しません。
- 参加者がいない
ネズミ講は複数の参加者を必要とします。自分以外の誰もいなければ、新しい人を誘拐してピラミッド構造を作ることが不可能です。誘拐する対象がいなければ、そもそもスキームが始まりません。一方フォルスクラブは一人用ゲームなので自分以外の人間は不要です。
- 資金や利益の流れがない
ネズミ講は、下層の参加者から上層に資金が流れることで成り立っています。自分しかいない世界では、誰からもお金を受け取れないため、利益を得ることができません。資金の流れがない以上、ビジネスモデルが成立しません。一方フォルスクラブは資金がどこにも流れませんし、流す必要もありませんのでプレイするだけなら問題は発生しません。
- 拡大できない
ネズミ講は、参加者が次々に新しい参加者を連れてくることで成長しますが、他に誰もいなければ、ネットワークを広げることができません。拡大する要素がないため、スキーム自体が機能しなくなります。フォルスクラブも拡大する必要はありませんが、全部の教材をやり切ったら飽きてしまうので拡大だけはして欲しいですね。
- 人間の信頼関係が必要
ネズミ講は、人々の信頼を悪用するビジネスモデルです。他者の信頼を得ることができなければ、誰かを巻き込むことができません。自分一人の世界では、そもそも信頼関係を築く相手がいないため、この側面も機能しなくなります。ぼっちのフォルスクラブには関係ありませんね。
結論
ネズミ講は他人の存在を前提にした詐欺的なスキームであり、他者の人権と財産と寿命を奪って、その下の参加者から利益を吸い上げる構造です。したがって、世界に自分一人しかいない状況では、ネズミ講を成立させることはできません。世界に自分一人しかいないのでしたらフォルスクラブでもしておきなさい。