イーラーニング研究所の統計の取り方について考える

イーラーニング研究所は定期的に一般市民からアンケートを取って、
そのデータを公表しています。
前回のこのブログにて紹介しましたが、
40代以上の方は75%が「使用するのに不安を感じる」だそうです。
ところでイーラーニング研究所が行った
この統計のやり方は正しかったのでしょうか?
今回は少し統計学について紹介してみたいと思います。

話は変わりますが、内閣支持率は各新聞社が集計しています。
恐らく、その新聞購読層に訊いていると思われますが、
新聞によって大きく異なる結果が出ました。
東京新聞の読者の支持率は僅か5%に対し、
産経新聞の読者はなんと86%も指示しているのです。
政治や経済に興味がある層は、
安倍政権を大きく支持している結果が得られたのです。

話をイーラーニング研究所の方に戻しますが、
この会社は誰を対象にアンケートを取ったのでしょうか?
公表しているデータは「40代以上の男女308名」で、
具体的な年齢・性別ごとの人数・職業・地域などは
一切書かれていません。
もしかしたら、男1人、女307人かもしれません。
職業も全員主婦かもしれませんよ。
前回、このブログにて
「40代以上の教育者はeラーニングの練習をすべき」と記載しましたが、
この308人には教育者が一人も含まれていない可能性だって
あるのです。
仮に教育者だけでアンケートを取ったら、
「不安を感じない」が多数を占めてしまうかもしれませんよ。

統計は正しく取らないと意味が全くありません。
それどころか間違った先へと進んでしまう可能性だってあるのです。
銀座で真っ昼間に「プレミアムフライデーは必要ですか?」と
主婦100人に訊いても、それは国民の総意ではなく、
銀座に通うことが出来る主婦の総意です。
普通にオフィスで働いている人や、
銀座に通うことが出来ない貧民街の方の意見は
完全に無視されています。
このようにアンケートは一見有用に見えますが、
取り方を間違えると変な結果を得てしまい、
それを基にして全く役に立たない政策を
打ち出してしまうこともあるのです。

イーラーニング研究所が取ったアンケート結果を
正しく読み取るためにも、
母集団の情報を含みしっかりと精査すべきと言えそうです。

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